お酒をちょっと飲んだら顔が赤くなるという方もいらっしゃいます。
すぐに赤ら顔になるとお酒が弱いやつと思われることもありますよね。
場合によっては、恥ずかしくなることもあるでしょう。
そもそも、なんで少量のお酒で顔が赤くなるのか?
単純にお酒が弱いだけなのか疑問ですよね。
そこで、今回は・・・
- お酒を飲むと顔が赤くなる理由!
- 顔が赤くなる人はこんな病気に注意!
- 赤くなる人がやる対策について!
これらについて詳しく解説しています。
いつも飲むと顔が赤くなって恥ずかしい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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お酒を飲むと顔が赤くなる理由はALDH2のタイプに関係がある!
なぜ、お酒を飲むと顔が赤くなるのか?
先ず、お酒を飲むと、アセトアルデヒドという毒素に変わり、体はALDH2という酵素を出して無毒化します。
アセトアルデヒドは最終的には、酢酸となり、尿や汗などと一緒にに体外へ排出される仕組みです。
飲んで赤くなる人は、アセトアルデヒドを分解する能力が弱いわけですね。
そして、ALDH2のタイプには3つあります。
非活性型
分解酵素がまったく活性化されず、日本人の4%がこの型とされていて、特に赤くなる人はこのタイプに多いです。
低活性型
分解酵素の活性化が少なく日本人の40%がこの型と言わています。低活性のタイプも顔が赤くなる傾向にあります。
高活性型
分解酵素が活性化されやすく、お酒も強いのがこの型になります。人にっては、いくら飲んでも二日酔いにならない人もいるようです。
つまり、酵素を出して無毒化するALDH2の型によって顔が赤くなる人がいると言う事です。
それと当然、個人差もあるので顔への出方は、人それぞれですし、高活性型の人でも普通に赤くなる人もいます。
ちなみに・・・
ALDH2の活性タイプを判別するには病院でアルコールパッチテストを行うか?
あるいは、市販のキットで調べるしかありません。
次のページでも詳しく解説していますので参考にしてください。
⇒アルコールパッチテストについて解説!
顔が赤くなる人はこんな病気に注意!
基本的には、お酒を飲めば誰でも多少は赤くなるのですが、ビールを一杯飲んだだけで真っ赤な顔になる人がいるのも事実です。
そんな方は特に健康面で注意しなければいけません。
具体的には・・・
すぐに顔が赤くなる人は、このような病気にかかりやすいと言わています。
食道がん
お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人は、食道がんを発症させるリスクが高いと言われています。
ALDH2の活性が弱い人は、体内にアセトアルデヒドが溜まりやすく、大量に飲むと食道がんの発がんリスクが数十倍に上がるとも言われているので注意してください。
膀胱がん
飲んですぐに顔が赤くなる人は、膀胱がんになりやすいと言われています。
膀胱がんは、男性の方が発症率は高いと言われていますが、女性でも顔が赤くなる人は気をつけないといけません。
また、長期に渡りお酒を多量に飲んでいる方も膀胱がんを発症するリスクがあるので、いつも飲み過ぎている人は気をつけてください。
高血圧
お酒を飲むと程よく顔が赤くなり、血管は広がって血流が良くなりますが、毎日、飲酒を続けていると血管が委縮して、高血圧の原因になることがあります。
また、アルコールを長期に渡り、飲んでしまえば慢性的な高血圧になるので気をつけなければいけません。
高血圧は、別名サイレントキラーとも呼ばれていて、放置すると脳梗塞や心筋梗塞を発症させ、死に至ることもあります。
特に毎日のようにお酒を飲んでいたり、飲むとすぐに顔が赤くなる。すでに高血圧になっている人は、上手にお酒と付き合うようにしてください。
赤くなる人がやる対策について!
お酒を飲んで顔が赤くなる人は、どんな対策を行えばいいのか?
アルコールが弱いなら次の事を意識することが大事です。
例えば・・・
- お酒はゆっくり飲むこと
- 一日のアルコール摂取量は20g程度
- 休肝日を設けよう
- 飲む時は体調を整えること
これらの事を実践するようにしましょう。
ただし、これら対策を行ったとしても、赤ら顔を抑えることは難しいです。
あくまでも、アルコール代謝能力が弱い人が病気にかからない為に行うべきポイントと思ってください。
お酒はゆっくり飲むこと
お酒の飲み方として大事なのは、ゆっくりとしたペースで飲むことです。
非活性型や低活性型の人は、基本的には、お酒は弱いと思ってください。
当然、ガバガバと飲めばすぐに顔は赤くなりますし、二日酔いにもなりやすいです。
おつまみや会話を楽しみながらお酒はゆっくり飲みましょう。
ペースを抑えることで、その日のアルコール摂取量も少なくなります。
一日のアルコール摂取量は20g程度
飲むと顔が赤くなるなら、一日のアルコール摂取量は20g程度に抑えることも大事です。
アルコール20gってどの位かと言えば・・・・
ビールなら500ml
日本酒なら180ml
ワインなら200ml
焼酎ならグラス1/2杯(100ml)
ウイスキーならダブル1杯(60ml)
このぐらいの量になります。
健康を考えるならこのぐらいの量で終えることが望ましいです。
ちなみに、アルコールの摂取量計算ができるサイトがありましたのでこちらを参考にしてみてください。
⇒アルコール摂取量計算
休肝日を設けよう
普段は、上記で紹介したアルコールの量を飲み、休肝日を週に2日ぐらい作る。
下戸でない限り、このルールを守れば二日酔いになることはありません。
また、飲まない期間が長く続けば、次に飲む時に顔が真っ赤になったり、二日酔いにもなりやすいので、普段から飲んでアルコールに体が慣れていくことも大事です。
飲む時は体調を整えること
お酒を飲むならできるだけ体調を整えるといいです。
仕事などで疲れが溜まっている時は、酔いも早いですし、アルコールが弱い人は、顔も真っ赤になりやすいです。
飲み会がある1〜2日は、お酒を抜いてから参加するのもいいと思います。
まとめ
今回は、お酒を飲むと顔が赤くなる理由や対策をお伝えいたしました。
すぐに顔が赤くなる人は、非活性型か低活性型のタイプになります。
これらは、病院でアルコールパッチテストを受ければどのタイプなのか分かります。
また、顔が赤くなる人は、飲む量やペースを考えましょう。
他にも、休肝日を作ったり、体調を整えることが大事です。
赤ら顔を改善するのは、難しいですが、ちょっと意識したり、工夫することで楽しい飲み会にもなりますし、体にも優しいので、ぜひ実践してみてください。
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